天気に左右されがちなわたしは、朝がくもり空や雨だと一気にやる気がなくなる。
やる気が無いからといって時間がゆっくり進んでくれるわけでもない。
ましてや止まってくれるわけでもない。
どんな時でも一定に時間は進んでいく。
天気をいい訳にはできないのだ。
お洗濯を干すのも、食器を洗うのも、掃除機をかけるのも
いつもどおりやらないといけない。
気持ちがどんよりしているときは小さな幸せを感じることが重要だ。
好きなお菓子と好きな飲み物を飲みながら
好きな香りを嗅ぎながら
好きな場所にいながら
好きなものを見つめながら
好きなものを使いながら
自分の周りに”ありったけの好き”を散りばめておくことによって
どんよりした気持ちから少し前向きな気持ちへと向かわせてくれるのだ。
みなさんはどれだけの好きがありますか?
コーヒーをつくるだけでもどんよりする空模様でも
どのコーヒー豆にしようか選ぶ時間が心躍る瞬間であったり
フレーバーを嗅いで小さな幸せを感じたり
好きな道具を使って淹れている時間が好きだったり
と好きを感じる作業はとても心を潤す手段。
『ぽちゃん、ぽちゃん』
水出しコーヒーの滴下式で淹れるコーヒーがなによりも好きだ。
雫が落ちるのをじーっと見ているのが好き。
雫が落ちる瞬間、そして音。
五感で楽しむことで心が躍り、小さな幸せとして心を満たしてくれる。

コーヒーが出来上がるまでに1時間なんか待てない人もいるだろう。
雫が落ちきるまでの小1時間がわたしにとっては好きな時間なのだ。